本屋のつぶやき

+++本の流通系統ってどんなの?+++



本の流通方法

現在、どこの書店でも一般的には取次経由で本を入荷させています。
取次というのは、出版社と書店との間に入る、いわゆる卸業者みたいなもので、ほとんどの本は出版社から取次へ運ばれ、 取次で箱に本をまとめて各書店に出荷されます。
ちなみに。
本を入れる箱の大きさは何種類はサイズがあり、それぞれにコミックだけを入れる箱、文庫だけを入れる箱などがあります。
そして、実は補充商品だけを入れる箱や新刊のみが入っている箱、そしてお客様からの注文品(以下:客注)だけを入れる 箱があります。(それらの区別は箱に張られている紙や箱を止めているバンドの色などで判別可能・・・の場合があります(^^;)。
そして、別ページでも詳しく説明しますが、本はその箱がいっぱいになるまで出荷されないんです!!知ってました? だから、客注商品などでは、はっきりした入荷日が言えないことも多いです。

それ以外の流通経路

ですが、現在は上記のような取次経由の流通以外にも、出来るだけ商品を早く届けることが出来るものもあります。よくインターネットで出てくる「ヤマトのブックサービス」や「本の宅急便」などがそうです。
これらは、出版社→取次→書店というルートは使わず、独自の巨大倉庫のようなものを持ってそこから在庫があるものは即日出荷してくれます。(どういう在庫の持ち方をしているからそれぞれで違うようですが)
それがどういう仕組みなのかは私も詳しくは知りませんが(おい)、それらのサービスを使うと早ければ2〜3日で入荷してきます。(たぶん、こういうサービスをサポートしているのは各取次さんなので、おそらく取次さんの倉庫から出しているのかもしれないですね)
ただし、この場合送料が掛かります。それを書店で行っている場合、お客様に送料を請求しない場合でも全て書店がその送料を負担しているはずです(現にうちの会社はそうです)
けれど、送料が余分にかかっても出来るだけ早くお客様に本を届けたい!という考えの書店はこうゆうサービスを活用しているでしょう。
(もちろん、このサービスで在庫がない場合は通常の方法を取るしかないですが。・・・まあ、裏技はありますが、それはここでは控えておきます(^^;))

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